現代人の悪い考え方の一つとして、病気などの症状が出たら、すぐにその症状を消してしまおうとすることです。
症状がなくなってしまえば、病気が治ったと思うことです。

その考え方が、現代人をダメにしています。
症状が出ているということは、体が毒素を押し出そうとしていたり、治そうとしているサインなのです。
ですから、なぜそんな症状が出ているのか、立ち止まって考えなくてはいけません。
症状が出ている原因を考えて、その原因を取り除くことこそが一番重要なのです。
そうすれば、根本的に問題は解決されます。

しかし、つらい症状が出ているからと言って、泣く子の口にガムテープを貼って黙らせるようなことをすれば、
そのしっぺ返しはいつか返ってくるのです。
症状を無理やりなくして、臭いゴミ箱に蓋をしても、中のごみはなくなりません。

レクチンを含む悪い食べ物を食べていれば、ゴミ箱の中のごみのように、人間の体内に毒素が蓄積されていきます。
それをとり出そうとするのは、一苦労です。
薬を飲んだり、手術をしてポン！と電子レンジをチンするみたいには、毒素は体内から排出されないのです。

しかし、健気な体は、本人が思っているより、ずっとずっと体を守ろう、生きようと頑張っています。
その声を無視して、自分勝手なことをすれば、体は悲鳴を上げて、死に向かうデスロードまっしぐらなのです。

いつもいつも、自分の体の声を聴いて、健気に頑張っている体に感謝し、体に絶対の信頼を置きながら、生活することが何より大切なのです。

体は、ただのモノではありません。
体は生きている素晴らしい宝物なのです。